以前ここのブログでも触れましたが、日本国内では、「電波法」によって、電波や無線、放送などに係る法律が存在します。
音響で使うワイヤレスマイクにも、誰でも好きに使えるタイプのものと、電波法によって使用が制限されているタイプがあります。
電波法に違反したらどうなるのか?
もしこの電波法に違反してしまったらどうなるのでしょうか?
規格外であるラジオマイク(ワイヤレスマイク)を使用すると、不法に電波を出したことになってしまい、処罰されます。
罰則は「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」!
そして、これがもし公共性の高い無線局に妨害を与えてしまった場合は、罰則がさらに重くなり、「5年以下の懲役または250万円以下の罰金」となります!
しかも、罰則を受ける対象者は、ワイヤレスマイクを販売したり、レンタルした側ではなく、電波を出した使用者本人になります。
もし知らないうちに電波妨害をしてしまっていたら、大変なことになってしまいますね。
amazonで検索してみた
昨今ではネットでほとんどものがボタン一つで購入できる便利な時代になりましたね。
試しにamazonで「格安」「ワイヤレスマイク」のキーワードで検索してみますと、信じられないような安さのマイクがたくさん出てきます。
私がよく使うワイヤレスマイクのメーカーは、SHURE、audio technical、SENNHEISER、SONY、AKGなどです。もちろんこれら以外にも良いワイヤレスマイクはたくさんあります!
しかし、ネットでは(おそらく海外製と思われる)聞いたことがないメーカーが多く出回っています。その周波数帯を見てみますと、電波法で規定されている周波数帯以外のものがあります!
気を付けるのは、周波数だけではない!?
さらに、気を付けなければいけないのは、周波数帯だけではなく、電波の「強さ」にも制限があるということです。
総務省HPでは、以下のような説明がありました
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一般に使用する無線機の殆どに特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク(技適マーク)が付いています。
技適マークが付いていない無線機は、「免許を受けられない/違法になる」恐れがありますので、無線機を購入・使用する際は十分ご注意下さい。
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周波数だけが電波法に記載される範囲に収まっていればよいという訳ではなく、その強度や、製品が日本で認証を取っているか?ということにも注意をしなければなりません。
ということで、ネットで海外製の激安マイクを購入してしますと、思わぬところで、罰則を受けてしまう可能性があります。
このようなマイクを購入する時は、そのマイクの電波の周波数帯が認められている国に行って使用するか、鑑賞するだけにしてくださいね(;^ω^)