わたしは音響のオペレーションをする時、自分用のモニタースピーカーを使うことがあります。
小型ながらもなかなか音を出してくれるスピーカーはこちら!
BEHRINGER CE500A-BK
です!
ところが、先日現場で使用した後、スイッチを入れても、ウンともスンとも言わなくなってしまいました…。
メーカーの補償期間も過ぎてしまっていましたので、今回は自分で修理を試みることにしました。
電源部分の導通確認
まずは、導通チェック。パワードスピーカーの電源が全く入りませんでしたので、そもそも電源部分が壊れているのではないか?と思い、中を開けてみました。
そして、テスターを導通モードにして、電源のピンと基盤の裏側の対応する金具にテスターを当て、ブザーが鳴ることを確認します。
プロ音響用の機材は、通常電源ケーブルは3芯です。ひとつはアースになっており、基盤本体のどこかに繋がっています。
どこをチェックしても、
「ピー」
「ピー」
「ピー…」
ふむ、、、ここは問題がなさそうです。
*分解する時はあくまで自己責任でお願いいたします。
はて、そうするともっと下流に問題があるのか、と思いきや
電源付近にあるではありませんか!ヒューズが!
ここが怪しいと思って、とりあえず取り出してみました。
ヒューズのチェック
外観からではこのヒューズが切れているかどうかは判別できません。透明のタイプは、中に細い電線(エレメント)が見え、ヒューズが切れてしまっているときは、それが断線していることで確認ができます。
とりあえずテスターで測ってみました。
ブザーが鳴りません!
やはりヒューズが原因だったようです。
まずは交換してみようと思い、近所の島忠HOME’Sに走りました。
っと、その前にどのような規格のヒューズを買えばよいのか、確認が必要ですね。
よーく見てみますと、「250V 1.6A」という文字が刻まれていました。これと同じものを買えばよいのですね!
規格にあったヒューズを選ぼう
とりあえずお店でヒューズを探してみました。
しかし、もとのヒューズの規格「250V 1.6A」と一致するものがありません。。
一番近いもので、「250V 1.5A」というものが2個で150円程度で売っていましたので、まあなんとかなるだろうと思って購入。
ヒューズは容量の大きなものに変更してしまうと、機材本体に思わぬ電流が流れて故障してしまうことがあると思いますが、0.1A値が小さい分には、大丈夫だろうと考えました。
簡単交換でスピーカー復活!
さあ、いよいよ新品のヒューズに交換です。
ソケットにセットして嵌めるだけの簡単な作業です。
その結果、、、
入りました!電源が!
音も出してみましたが、全く問題ありませんでした。
これで新しいものを買わずに済みました。
実は今回は、とある野外現場で前日設営をした後、致しかなたくテントの中に設置したまま一晩を置いたのです。その翌朝はものすごい朝露が発生していたので、おそらく水分によってショートをしてしまった可能性があると考えています。
メインどころの機材は一度バラして車の中に入れましたが、このスピーカーまでは対応ができず、、、やはり朝露の激しい環境に置きっぱなしにしてしまうとダメですね。今後は気を付けなければ、と反省です。